ワシントンナショナルギャラリー展に行ってきました。

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    現在東京丸の内の三菱一号館美術館で開催中の『ワシントンナショナルギャラー展』を見てきました。
    ワシントンナショナルギャラリーはアメリカで唯一の西洋美術を集めた国立美術館だそうです。
    今回は当地の改修に伴って日本にやってきたモネ、ルノアール、ドガなど印象派中心の展覧会です。

    なかなか質の高いこれぞ印象派!といった王道の作品がずらり。ピサロに始まりモネ、ルノアールから申し訳程度にゴーギャンやゴッホもあり小さい作品ばかりでしたが見ごたえありました。
    ピサロはいつ見ても優しい絵でほっとさせてくれますね。

    ルノアールの今展ポスターになっている猫を抱く女性もとても繊細でルノアールの真骨頂という感じで素晴らしかったです。
    僕的にはもう少しセザンヌとドガを多く見たかったのですが、逆にマネやボナールの素晴らしい作品が見れて良かったです。
    特にボナールは最近日本ではほとんど紹介されず、生徒さんでご存知の方も少ないようです。
    所謂外光を主題にした印象派とは違いますが、とても光がきれいで色彩が宝石のような絵画という言葉がばっちり当てはまるような画家。必見です!


    t-kawauchi * - * 00:08 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

    ブリジストン美術館に行ってきました。

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      間もなく立て直しのため長期休館するブリジストン美術館に行ってきました。

      東京八重洲のオフィス街にあるこの美術館は、1952年石橋財団によるコレクションの美術館としてオープン。モネやルノアール、セザンヌなどの印象派から20世紀にかけて質の高い作品が所蔵されていて日本のミニ・オルセーと言ってもいいと思います。

      また古代エジプトの遺物からロダン、プールデルなどの近代彫刻、現代日本の作家まで幅広く所蔵しているのが特徴。

      そしてなにより私個人にとってとても思い入れのある美術館です。

      私が芸大を目指していた若き浪人時代、恩師に「セザンヌを勉強して来い!」と言われよく通ったのです。






      今でこそ抽象画を描いている私ですが、当時の私は抽象はおろかピカソやセザンヌすら何を描いているのか?なんだこりゃ?といった感じでしたので真近にこんな名画があるということで本当に良い勉強をさせてもらいました。

      常設でこれだけ質の高い作品が見れるのは本当に貴重で、今考えればそれだけでも田舎から東京に出てきたかいがあったというものです。

      当時平日の美術館、しかも常設ではいつ行ってもガラガラで静かに絵と向き合うことができ本当に有難かったです。

      あれから20数年、時代も変わり昨今美術館はどこに行っても混雑している状況ではなおのこと貴重な時間を頂いた場所でした。
      その後改装を重ね現在に至っているようですが、今回はビルごと立て直すようで今度これらの名画にお目にかかるのはだいぶ先になりそうです。

      お時間のある方は是非お勧めです。

      http://www.bridgestone-museum.gr.jp/



      t-kawauchi * - * 22:13 * comments(0) * trackbacks(0) * - -
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