今日は丸の内に「マネ展」を見に行ってきました。
場所は三菱一号館美術館。
新しくオープンしたての美術館ですが、建物はクラシックな煉瓦作り
の洋館を改装して初めての展覧会。写真からも分かるように、超近代
的なビルの谷間にそこだけすっぽりと異空間が出現したかのようです。
内側(?)に回ると、綺麗に整備された庭園があり、沢山の薔薇が美し
く日に映えていました。
この庭を美術館とオフィスビルがはさむ格好で、オフィスビル側にはカ
フェやレストランのテラスが並んでいてとても絵になる光景です。
僕が行ったのは丁度お昼の時間だったので、沢山の丸の内サラリーマン
やOLさん、観光客でテラスはもちろん満員で、庭に腰かけてお昼を
食べている方も沢山いました。
展覧会の方は、有名なベルト・モリゾの肖像など幾つか有名な作品もきて
いました。当時としてはとてもセンセーショナルな作家として、また印象
派の先駆者として位置するマネですが、(現代の僕たちから見るともはや
古典的とさえ感じてしまいますが)やはり時代が大きく動く中、またパリ
自体の変革期に合わせるかのように登場したことなどを思うと、とても興
味深く感じました。
題名にあるようにマネの絵ばかりでなく、ナポレオン3世によ
るパリの大改造当時の資料も多く展示してありました。